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「このスクーターなら大型バイクを売ってでも買い換えたい!」 そんな風に思わせるデザインを目指しています。
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高校生の頃からバイクが好きで、スポーツバイクのデザインをしたいと思っていたんです。ところが学生時代、お金がないので50ccのスクーターで通学しているうち、スクーターのフトコロの深さにハマってしまいました。バイクって限られた人たちの乗り物だけど、スクーターっていろんな人が乗れるじゃないですか。それに乗ってて楽しい。通学してたときも、往復70Km、頭が痛くなるくらいハイテンションになってました。大型バイクも持ってましたけど、バイクじゃ、こうはいかなかったですね。
だからエルム・デザインにはスクーターのデザインがしたくて入りました。やりたかった仕事がそのままできている。プロジェクトの立ち上がりからカラーリングまで1つの商品に最初から最後まで関われる会社って滅多にないと思います。海外向けの商品も多いから海外市場の視察もさせてもらえますしね。今回のGrandマジェスティのデザインに関連してヨーロッパ出張にも行きました。3分の1クレイモデルを携え、新商品に対するユーザーの声を聞きつつ、ヨーロッパの交通事情も体験してくるという目的です。見ると聞くでは大違い、でした。市場を知って初めてデザインができるのだと実感しましたね。
僕個人としては、逆境に強いデザイナーを目指しています。工業製品のデザインですからコストダウンとか熱の問題とかいろんな制約がついた上での仕事になるんですが、どんな難関でもそれを逆手にとって、別の見せ方、新しい切り口が出せないかいつも考えています。
大型スクーターへの思い入れは人一倍強いと思います。でもまだ自分の中では、自分の大型バイクを売ってでも買い換えたいというスクーターは創りきれていない。大型化の流れと快適性が完全には両立してないんです。スクーターはまだまだ発展途上。だから僕がやるべきことは、いっぱいあるんですよね。
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